ツアー実施日:平成29年12月7日(水)
1. 目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
そのひとつとして、一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会のご協力を得て、平成29年12月7日(水)に「標識工場見学ツアー」を実施しました。
2. ツアー概要
このツアーは、道路標識を制作している工場を見学いただくものです。道路標識は、道路利用者に対して、地理の案内や道路の警告、規制などの情報をお知らせする最も基本的なものです。このツアーでは、案内標識、警戒標識、補助標識等の概要と道路標識の製作工程を見学しました。
3. 当日の流れ
①集合・受付
参加者の皆様には、西新宿に集合いただきました。受付を済ませ、バスに乗って出発です!
②道路標識の概要説明
工場に到着したら講習室に移動です。公社職員及び一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会副委員長からの挨拶の後、同協会職員の方から、道路標識の歴史や種類などの説明を受けました。道路標識は江戸時代の「道しるべ」や「一里塚」が発祥とされているそうです。
標識工場(信号器材株式会社)に到着!
一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会副委員長より挨拶
道路標識について説明①
道路標識について説明②
③展示室見学
説明が終わると、2班に分かれて見学です。安全のため、帽子をかぶっていただきました。3階にある展示室では、一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会会員企業が取り扱う道路標示・区画線や、道路標識等を見学しました。夜間の視認性能を向上させる道路標識、排水性舗装の機能を生かせるライン製品など、わたしたちの安全を守る工夫が施されていました。
実物大の道路標識展示
LEDライト内蔵の標識
豊富な素材や色の道路標示・区画線
社会実験や研究開発が進むサイン
④工場内見学
工場内では、道路標識裏面の基板の溶接や、大型案内標識の文字・図柄のカットから真空加熱圧着までの製作プロセスなどを見学していただきました。大型機械が沢山ありますが、緻密な手作業の工程もあるのです。
2人1組で、アルミ板に補強材を溶接します
機械で文字をカット
シートに手作業で文字を貼り終えたら、基板に熱圧着します
規制標識の作業工程
⑤質疑応答・アンケート記入
全ての見学を終えた後、講習室に戻り、アンケートにご協力いただきました。 このツアーでは、抽選で当選された29名の方々が参加されました。見学中に沢山の質問があり、道路標識・道路標示に対する理解を深めて頂きました。参加者から「人命に関わる大切なお仕事ですね」というコメントもありました。貴重な標識工場見学を体験し、皆様大満足の様子でした。
4. ツアーをもっと知るには?
なお、本ツアーの詳細につきましては、平成30年2月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.50号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧下さい。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。