職員インタビュー電気職

地下歩道を24時間365日体制で管理

世界一の利用者数を誇る新宿駅。その西口広場と放射状に広がる地下歩道ネットワークを一体的に管理することが、私たちの仕事です。利用者が安心・安全に通行できるように、2 4時間3 6 5日休むことなく設備の管理や秩序の維持を担っています。扱う設備は、動く歩道やエスカレーター、空調設備、照明設備、消防設備、そしてそれらを安定的に稼働させるための電気設備など非常に多岐にわたります。
各種設備の日常的な点検や、定期的な保守作業を行うことで、設備の安定運用を実現しています。

利用者の生活を支えるやりがい

副都心の大動脈の安全を担う責任重大な仕事であるため、日々緊張感を持って業務に臨んでいます。
同時に、業務を通じて利用者の生活を支えていることに大きなやりがいを感じています。特に印象に残っているのが、ある冬の出来事です。大寒波でめずらしく新宿にも積雪した日に、利用者が安心して通行できるよう、地下歩道の入り口などに融雪剤を撒布し、職員総出で雪かきを行いました。普段とは異なる作業となり大変でしたが、安全な通行環境を実現できたことに達成感を覚えました。

業務や研修を通じて成長していきたい

日常的に数十種類の設備の保守・点検を行うため、幅広く技術を習得できるところがこの仕事の魅力です。学ぶ意欲さえあれば、いくらでも知識を得ることができ、普段の業務を通じて着実に成長できていることを実感しています。また研修制度も整っており、公社の研修だけではなく東京都が実施する研修にも参加することが可能です。業務や研修を通じてさらにスキルアップし、将来的には、電気設備の保守監督を担う電気主任技術者を務められるような人材を目指していきたいと思います。

仕事の必需品

電気設備に異常が発生した時は、主に以下の3つの機器を使って原因を調査しています。仕事に欠かせない必需品です

絶縁抵抗計

定期的に電気機器の絶縁抵抗を測定することにより、絶縁劣化による感電や漏電などの危険性を予防しています。

クランプメーター

変圧器の漏れ電流の測定や、電気機器の負荷電流を測定するために使用します。

テスター

電気機器の電圧などを測定するために使用します。