ツアー実施日 平成29年8月1日(火)
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目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都民のみなさんが、道とふれあい、道に親しみをもち、道が日々の生活に身近な施設であることを実感していただくために、「夢のみち」事業を実施しています。この事業の一環として、東京都第三建設事務所の協力を得て、平成29年8月1日に「夢のみち」2017親子体験ツアー「神田川・環状七号線地下調節池見学ツアー」(午前・午後 2回開催)を実施しました。
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ツアー概要
このツアーは、神田川・環状七号線地下調節地について知っていただくため、東京都第三建設事務所の職員の方の説明を受けながら善福寺川取水施設や地下調節池を見学するものです。
環状七号線地下調節池は、水害が多発する神田川中流域の水害に対する安全度を向上させるため、環状七号線の道路下に延長4.5km、内径12.5mのトンネルを建設し、神田川、善福寺川及び妙正寺川の洪水約54万m
2を貯留できる施設です。これまでに39回(平成29年8月1日時点)の流入があり、下流域の浸水被害軽減に大きな効果を発揮しています。
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当日の流れ
1.集合・受付
参加者の皆様には、西新宿に集合していただきました。受付を済ませ、大型バスに乗って出発です!
2.神田川・環状七号線地下調節池概要等説明
主催者からの挨拶のあと、神田川・環状七号線地下調節池の施設全体の概要や役割等について説明を聞いていただき、施設ができる以前の洪水被害の様子をまとめたDVDをご覧いただきました。過去の洪水被害の様子を映像で見ると、この調節池ができたことにより、現在どれだけ改善されているかを伺い知ることができます。
善福寺川取水施設
主催者挨拶
神田川の洪水被害について説明
3.模型室・中央監視室見学
続いて、善福寺川取水施設の見学です。東京都第三建設事務所の担当職員の方の説明を聞きながら、環七地下調節池の模型や中央監視室を見学していただきました。
模型の見学
ペットボトルで水が落ちる仕組みを実験
中央監視室のモニター
中央監視操作盤
4.神田川・環状七号線地下調節池見学
施設内での説明や見学を終えたら、いよいよ神田川・環状七号線地下調節池に移動です!
この調節池は、土被(トンネル上の土の厚さ)が約34m~43mもあります。地下の深さを体験して頂くため、約40mの階段を降りて地下トンネルへ!
地下トンネルの二重扉を抜けると、まず、地上の取水口から地下調節池へ水を取り込む取水立抗の竪穴が見えます。取水立抗から地下調節池までをつなぐ連絡管渠(かんきょ)を歩き、地下調節池を目指します。途中には、地元の小学生によって絵が描かれた部分があります。
連絡管渠(かんきょ)を抜けると、全長4.5kmの巨大な調節池に到着です!トンネルの中では、子供たちが「ヤッホー」と叫んで声の反響を楽しんだり、全ての照明器具を消した真っ暗闇体験をしていただきました。
222段(14階相当)の階段を下ります!
いよいよトンネルへ!
小学生の絵
真っ暗の中を進みます
5.質疑応答・アンケート記入
全ての見学を終えた後、講習室に戻り、質疑応答とアンケートにご協力いただきました。参加された子供たちからは、「トンネルの中に生き物はいるの?」「トンネルを掘った時の土はどこにいったの?」などの質問がありました。ゲリラ豪雨や台風が多発する時期に水害対策が行われている施設を身近に感じて頂き、皆さんの安全がどのように守られているか楽しみながら、学んでいただけたようでした。
集合写真(午前の部)
集合写真(午後の部)
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ツアーをもっと知るには?
なお、本ツアーの詳細につきましては、平成29年11月1日発行の当公社広報誌「TR-mag.49号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。