ツアー実施日 平成27年3月20日(金)
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目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆さまが道路行政に理解を深める機会を創出しています。
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ツアー概要
そのひとつとして、東京都公園協会 神代植物公園のご協力を得て、平成27年3月20日(金)9時30分から「街路樹ツアー~春の神代植物公園周辺を歩く~」を実施しました。
見学場所のひとつである武蔵境通り(調布保谷線)の概要は、以下のとおりです。
<調布保谷線について>
この道路は、地域の皆様と東京都、調布市並びに三鷹市との協働により発足した協議会を通じて、地域の特性にあった住民参加型の道づくりに取り組み整備が進められて参りました。
長年に渡り意見交換を重ねた結果、多くの方々のご協力のもと平成21年3月には約2キロ区間が完成しました。
また、この事業は全国街路事業促進協議会主催の第22回全国街路事業コンクールおいて最も優れた事業と認められ、「国土交通大臣賞」が贈られました。
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当日の流れ
1.受付・行きのバス車中
参加者の方には、工学院大学前にご集合いただき、参加者の皆様が揃い次第、大型バスに乗って出発です!
バスの中では、上田講師により、街路樹と並木についてさっそくご説明をして頂きました。街路樹の歴史は古く、例えば、明治時代に東京市が東京にふさわしい並木10種を選定しています。また東京都では、イチョウ・ハナミズキ・サクラ類など様々な種類の街路樹が植樹されています。
工学院大学前で受付
バス車中で上田講師の説明
2.武蔵境通りの見学
バスに揺られて約30分、神代植物公園正門前に到着です。ツアーは武蔵境通りの街路樹の見学から開始です。まず、武蔵境通りに建立されている碑の前で、武蔵境通りの概要についての説明を聞いていただきました。
武蔵境通りには、ケヤキ、ハイノキ、トキワマンサク、アカバナトチノキ、マツ、ヤマボウシ、サルスベリ、モクレンなど様々な種類の街路樹が植樹されています。
その一つ、モクレンの木の葉痕をルーペも使いながらじっくり観察していただきました。葉痕(ようこん)とは、葉が枝に着いていた所に残るあとのことです。この葉痕をよーく見ると、羊の顔のように見えます。
また、武蔵境通りには、ご家庭のお庭に植えられていた樹木や、浅間神社の参道に植えられていた樹木が立派な街路樹として、現在も残されています。
神代植物公園前を出発!
武蔵境通り(調布保谷線)についての説明
武蔵境通り(調布保谷線)にある碑
アカバナトチノキ
立派なマツの木
葉痕についての説明
葉痕をじっくり観察
浅間神社の参道にあった樹木
3.お昼~深大寺
武蔵境通りでの見学を終えると、お食事処の水神苑へ向かいます。
水神苑に向かう途中、サクラの木についても、説明していただきました。サクラは三大浮気植物といわれ、非常にたくさんの種類があるそうです。また、水神苑の前では、「河津桜」がきれいに咲いていました。
参加者の皆様には、水神苑で昼食をとっていただいた後、深大寺周辺を自由散策していただきました。
水神苑付近のサクラの木
水神苑で昼食
4.神代植物公園
深大寺境内に再集合していただき、神代植物公園の見学に向けて出発です。
神代植物公園では、まずうめ園で梅を見学していただきました。梅はちょうど見頃を迎えており、紅梅や白梅がきれいに咲き乱れていました。
次に、その隣にあるつばき・さざんか園の見学です。神代植物公園には、たくさんの種類のつばき・さざんかが植樹されており、見応えがありました。
その後、植物会館を目指して歩きました。道中に、神代曙という神代植物公園のオリジナル品種であるサクラの木がありましのたで、ご覧いただきました。
深大寺境内で再集合
うめ園
つばき・さざんか園
「神代曙」のサクラの木
参加者の皆様で集合写真!
5.質疑応答・アンケート記入・帰りのバス車中
全ての見学を終えた後、植物会館にて質疑応答の時間をとり、参加者の皆様から上田講師に色々とご質問いただきました。アンケートのご記入にもご協力いただきました。これで6時間にわたるツアーの全工程終了です。その後、バスで新宿駅付近まで移動し、解散いたしました。
参加者の皆様は、講師の説明を熱心にメモにとったり、積極的に質問をされたりと、街路樹や樹木についての知識を深め、とても満足されている様子でした。
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ツアーをもっと知るには?
なお、本ツアーの詳細につきましては、平成27年5月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。