ツアー実施日 平成26年11月12日(水)
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目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆さまが道路行政に理解を深める機会を創出しています。
そのひとつとして、東京都第一建設事務所、東京都第五建事務所のご協力を得て、平成26年11月12日(水)、13時00分から「築地大橋及び勝どき陸橋工事現場見学ツアー」を実施しました。
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ツアー概要
このツアーは、環状第2号線の一部である築地大橋と勝どき陸橋の工事現場を見学していただくものです。環状第2号線及び築地大橋の概要については、以下の通りです。
■出展1:東京都第一建設事務所発行「東京都市計画道路 環状第2号線 事業概要」より
環状第2号線は、江東区有明を起点とし、中央区、港区などを経て千代田区神田佐久間町を終点とする全長約14kmの都市計画道路です。現在、未整備となっている江東区豊洲から港区虎ノ門までの約5kmについて、整備を進めています。この道路が整備されることにより、以下の効果が期待されています。
<環状第2号線の整備効果>
- 臨海部と都市部を結ぶ交通・物流ネットワークの強化
- 臨海地区の避難ルートの多重化による防災性の向上
- 並行する晴海通りの渋滞緩和など地域交通の円滑化
■出展2:東京都第五建設事務所発行「東京都市計画道路 環状第2号線 築地大橋整備事業」より
築地大橋は、東京都市計画道路環状第2号線の一部として計画され、現在の隅田川の第一橋梁である勝鬨橋下流に位置することから、隅田川の新しい第一橋梁となります。
隅田川に架かる歴史的な他の橋梁と同様にアーチ形式を採用し、伝統を継承しつつ、アーチ部材を外部に傾け、車道の上に構造部材を一切設置しない斬新な橋梁形式としました。
このような橋梁形式の採用により、車道の開放感を獲得するとともに、歩道がゆるやかに水辺側へ張りだし快適な歩行空間となっています。
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当日の流れ
参加者の皆さまには「環状第2号線 勝どき広報センター」に集合していただきました。
はじめに、環状第2号線や築地大橋の概要について、東京都第一建設事務所及び東京都第五建設事務所の職員の方から、ご説明がありました。説明の後、築地大橋架設の様子等を映したDVDをご覧頂きました。
公社職員からのご挨拶
第一建設事務所職員からの説明
第五建設事務所職員からの説明
説明が終わると、ヘルメットを装着して、工事現場見学へ出発です!
最初は、築地大橋の連続高架部分である勝どき陸橋の見学です。工事用の階段を上って、まずは黎明大橋方面の勝どき陸橋へ!
まだまだ工事中なので、コンクリートも舗装されておらず、突起物も残っています。参加者の皆様には、足元をよく注意して歩いて頂きました。勝どき陸橋からは、黎明大橋やオリンピック選手村の予定地、レインボーブリッジ等を見渡すことができました。環状第2号線の開通により、都心とオリンピック選手村がつながる整備効果もあります。
工事現場へ出発!
黎明大橋側の勝どき陸橋
階段を上って工事現場へ!
勝どき陸橋を歩いて見学
勝どき陸橋から見る黎明大橋
突起物もまだ残っています
築地大橋側の勝どき陸橋
階段を下りて下側の道路部分へ
次に、築地大橋方面の勝どき陸橋工事現場へ。こちらでは陸橋には上がらず、橋のふもとから、工事現場の様子を見ていただくと共に、職員の方の説明を聞いて頂いたり、参加者の方から質問をして頂きました。
築地大橋付近の勝どき陸橋
最後に、築地大橋の見学です。
開通すると歩くことのできない道路部分です!美しいアーチの様子を、橋の上から見て頂きました。また、当日は靄がかかっていたので、残念ながらスカイツリーは見えませんでしたが、浜離宮恩賜公園や東京タワー等を見ることができました。
これから築地大橋へ!
工事中の築地大橋
圧巻のスケールです!
橋の中央部分
美しいアーチが特徴的です
工事用の階段を下りて地上へ
当日は29名の方が参加され、職員の方からの詳細な説明に熱心に耳を傾け、築地大橋や勝どき陸橋をじっくりと見学していただきました。開通すれば歩くことのできない道路の工事現場の見学に満足されている様子でした。
勝どき陸橋で記念撮影
築地大橋で記念撮影
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ツアーをもっと知るには?
なお、本ツアーの詳細につきましては、平成27年2月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。