令和6年4月23日(火)、4月25日(木)
1. 目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
そのひとつとして、東京都建設局公園緑地部、(公財)東京都公園協会のご協力を得て、令和6年4月23日(火)、25日(木)に「街路樹ツアー~銀座・有楽町に花の街路樹を訪ねる~」を実施しました。
2. ツアー概要
このツアーは抽選で当選された方々を対象にしております。日比谷公園を起点に銀座・有楽町の街路をガイドの説明を受けながら歩き、道路付属物である街路樹について理解を深めていただき、街路樹の魅力を知っていただくものです。
3. 当日の流れ
①散策前の事前講義
日比谷公園内「緑と水の市民カレッジ」にある教室で、公社職員による挨拶、ガイダンスを行い、続いて二名の講師から、散策前の事前講義がありました。
まず、東京都建設局公園緑地部の職員から、街路樹の役割や現状、維持管理についてスライドを使用して説明していただき、街路樹は景観の形成機能だけでなく、環境保全や防災機能なども担っていることなどをお話しいただきました。
次に、「緑と水の市民カレッジ」専任講師から、街路樹が景観に与える影響や、この後散策するコースの見どころなどについて説明がありました。
東京都建設局公園緑地部職員から説明
「緑と水の市民カレッジ」専任講師から説明
②日比谷公園内見学
教室での講義が終わると、「緑と水の市民カレッジ」専任講師のガイドでツアーが開始されました。
明治36年6月1日に開園した日比谷公園には様々な花、樹木や記念物があります。常緑樹であるクスノキが春に落葉している様子や、公園の設計に携わった本多静六博士が、移植困難として伐採されようとしていた巨樹を「私の首を賭けても移植する」と遺した「首賭けイチョウ」などを見学しました。また、園内の樹林によって周辺の高層ビル群の無機質な景観がソフトに調和して和む空間を創出するなど都市の中での公園や緑が持つ役割について、ガイドからの説明がありました。
ツアーの開始
ツツジ山
首掛けイチョウ
大噴水前にて
③一般道見学
日比谷公園内での見学を終えたら、一般道の街路樹ツアーに出発です。銀座桜通り、中央通り、松屋通り、並木通りなどを散策しながら街路樹や街並みについて説明を聴きました。
街路樹は、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)、ベニバナトチノキ、ヤブツバキ、ハナミズキ、関山(サトザクラ)等の花々が色づき、トウカエデやケヤキなど様々な街路樹の新緑がとても鮮やかでした。
最後に、ゴール地点である数寄屋橋公園にて、ツアー内容のまとめとし質疑応答を行い、閉会となりました。
ベニバナトチノキ
ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)
関山(サトザクラ)
4. ツアーをもっと知るには
なお、本ツアーの詳細につきましては、令和6年8月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.76号」に掲載する予定ですので、そちらも併せてご覧下さい。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。