都内で地域貢献活動等を行うボランティア団体等の相互交流・連携を目的とし、ボランティア団体の活動発表やマラソンランナー「有森 裕子」氏による講演を行いました。また、交通の安全、道路の正しい利用、道路愛護に尽力された団体または個人に対する道路功労者表彰式をあわせて行いました。 | |
都内で「道」に関するボランティア活動をしている団体及び |
有森裕子(バルセロナオリンピック、アトランタオリンピック大会の女子マラソンメダリスト) テーマ : ランナーとして、夢をかなえる伝道師として「夢のみち」に対する思い |
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有森 裕子 (Yuko Arimori) |
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1966年岡山県生まれ。就実高校、日本体育大学を卒業して、(株)リクルート入社。バルセロナオリンピック、アトランタオリンピックの女子マラソンでは銀メダル、銅メダルを獲得。2007年2月18日、日本初の大規模市民マラソン『東京マラソン2007』でプロマラソンランナーを引退。1998年NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」設立、代表理事就任。2002年4月アスリートのマネジメント会社「ライツ」(現 株式会社RIGHTS. )設立、取締役就任。スペシャルオリンピックス日本理事長、日本プロサッカーリーグ理事。他、国際陸連(IAAF)女性委員会委員、日本陸上競技連盟理事、国連人口基金親善大使、笹川スポーツ財団評議員、社会貢献支援財団評議員等を歴任。2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞。同12月、カンボジア王国ノロドム国王陛下より、ロイヤル・モニサラポン勲章大十字を受章。 | ||
現在の活動: |
平成27年9月9日(水)、都民ホールにおいて、「夢のみち」フォーラムを行いました。
開会にあたって、公益財団法人東京都道路整備保全公社 理事長 横溝良一と東京都建設局長 佐野克彦からご挨拶させていただきました。
道路功労者表彰式では13団体が表彰されました。
「トキワクラブ」様は、雨天時を除き毎日花の水やり・植栽帯及び歩道の清掃活動を行っており、特に夏場は1日2回の水やりを行っております。また、年に2回15人程度で季節に合わせた花苗の植替えを行っており、周辺住民の方にも好評であり、頻度の高い活動は道路の美化に多大なる貢献をしていらっしゃいます。なお、本団体は道路の美化活動だけでなく、地元小学校・幼稚園・住民との交流により活動場所周辺への美化啓発活動も行っており、多方面で地域貢献活動を行っていらっしゃいます。
「江戸川区立清新第一小学校」様は、歩道の清掃及び植樹帯の植栽・手入などの道路愛護につとめていらっしゃいます。校長先生をはじめ、約40名の児童・保護者等が活動し、地域のふれあいの場となっています。今年度もマリーゴールド・日日草を植樹し、歩行者の目を和ませ、地域の憩いの場となる道路づくりに貢献していらっしゃいます。
「新川花の輪」様は、設立当時から歩道の清掃とプランターを使用した緑化活動を行っていらっしゃいます。プランターには季節ごとに草花を植え替えており、道路環境の美
化に貢献していらっしゃいます。また、プランターを設置することで永代橋橋台敷の放置自転車
が解消されるなど、快適な道路空間の創出にも貢献していらっしゃいます。
「中野区東部ボランティア」様は、中野区東部地域の道路の美化活動に取り組んでいらっしゃいます。また、美化活動とともに、「ポイ捨て禁止」の旗を手に持ち、ポイ捨て禁止を呼び掛けるポケットティッシュを通行人に配布するなど、道路の美化清掃に関する啓発活動も行っていらっしゃいます。活動区域である山手通り、青梅街道、大久保通りは、歩行者数・交通量の多い幹線道路であり、東部ボランティア様の活動は道路の美化に大きく貢献していらっしゃいます。
「社会福祉法人あかねの会」様は、知的障碍者の方の自立支援活動をされている団体で、ふれあいロードプログラムでは清掃活動等の地域貢献活動を行っていらっしゃいます。また、週2回の団地の草むしりを始め、地域のお祭りやふれあい市場への参加等により、地域行事の振興にも寄与していらっしゃいます。活動地域である環状八号線は、交通量が多い幹線道路であり、住宅地域でもあることから、ゴミの投棄が多い場所で、あかねの会様の日常的なボランティア活動は、街の美化や景観の維持に大きく貢献していらっしゃいます。
「第一学院高等学校立川キャンパス」様は、高校生が授業の一環として、活動を通してボランティア精神を養い、地域の人々とふれあいを持つことを目的に道路の清掃活動を行っていらっしゃいます。ふれあいロードプログラムの活動区域である都道16号線に加え、立川市管理の都道149号線を市と共同して清掃するなど、定期的な活動により道路の安全と美化に大きく貢献していらっしゃいます。
「八丈町末吉自治会」様は、八丈島の南東に位置する末吉地区にお住いの方々で構成され、地区別の人口では島内で最も少ない地域ながらも、自治会は42年の歴史を有しており、生活環境の改善や地域の祭事など、住民の方々の生活には相互扶助の精神が色濃く残されております。平成15年に認定された、ふれあいロードプログラムの活動は、住民の方々の努力によって着実に継続され、花苗の植栽や除草活動による美化活動は、地域住民だけではなく、来島者にも美しい道路景観を提供していらっしゃいます。
「葛西「四季の道」「新長島川」水と緑に親しむ会」様は、平成3年に、新田町会と近隣の5つの自治会から、会の発足の声が上がり、近隣小中学校・PTA・くすのきクラブを加え発足しました。以降、5月「春の一斉美化運動」、6月「四季の道」清掃活動、11月「秋の一斉美化運動」などを行い、23年間にわたり地域のために多大な貢献をされていらっしゃいます。また、当団体は町会や小中学校PTA等で構成されていることもあり、地域コミュニティの活性化や地域の安全安心の向上におおいに寄与しており、社会貢献として他の団体の模範となる活動を行っていらっしゃいます。
「南大谷フラワークラブ」様は、平成18年より町田市と協定を結び、アダプト・ア・ロード事業の活動団体として認定されました。主に市の道路用地の花壇で、ボランティアで花の栽培や清掃を行っていらっしゃいます。また、春・秋を通して、町田市公園緑地課で行っている花壇コンクールにも積極的に参加し、受賞経験もございます。これらの道路環境の美化活動及び道路環境啓発活動に尽力してきたことが高く評価され、このたびの道路協会賞を受賞されました。
「南陽台自治会道路アドプトの会」様は、平成20年5月より八王子市道路アドプト制度に参加し、南陽台団地内のメイン道路の歩道における除草や清掃・低木の刈込を定期的に実施されています。特に歩道の植栽帯には季節毎に草花を植え替え、歩道を歩く人々の目を楽しませています。当団体は、美意識も高く、地域コミュニティーの活性化におおいに寄与しており、社会貢献として他の団体の模範となる活動を行っていらっしゃいます。
「サンクレイドル八王子北野台管理組合」様は、平成20年4月より八王子市道路アドプト制度に参加し、歩専道である由井677号線の除草や清掃・低木の刈込みを定期的に行っていらっしゃいます。特に緑地が歩専道に沿ってあるため、毎月ごみや枯葉集めを行い失火などの防止にも努めていらっしゃいます。また、積雪時などは雪かきを行うなど、幅広い活動により、使いやすい道路の維持と地域コミュニティーの活性化におおいに寄与しており、社会貢献として他の団体の模範となる活動を行っていらっしゃいます。
「八王子市元横山町第四町会」様は、平成20年4月より八王子市道路アドプト制度に参加し、北大通り(八王子幹線1級17号線)の北と南側歩道内における清掃や除草を定期的に実施されています。また、タンブラーに花を植え、育てることで花街道を作る活動も行っていらっしゃいます。さらに老人会とも交流を取りながら活動を行うなど、幅広い活動により、地域コミュニティーの活性化におおいに寄与しており、社会貢献として他の団体の模範となる活動を行っていらっしゃいます。
「赤羽順子」様は、平成23年11月より「小平市道路ボランティア」に登録され、玉川上水沿いの小平市道の落葉掃き、ごみ拾い及び雪かき等の清掃活動を一年を通しほぼ毎日行っていらっしゃいます。また、近隣の住民の方々にも呼びかけを行い、小平市道路ボランティア制度の普及にも尽力していただいております。
都内の3つの都内の3つのボランティア団体に活動発表を行っていただきました。
また、特別発表として、今年度は福島県いわき建設事務所 前田和則様に発表いただきました。
「原町会環境協力会第一支部」様は、都道123号線(天文台通り)、天文台正門から裏門までの350mの緑地周辺において、主に都道内の緑地・歩道等の清掃、除草、低木類の剪定、芝の刈込みなどを沿道の住民の皆様を中心に行っていらっしゃいます。
「八八会」様は、中野駅北口から500mから新井交差点までの沿道を「いつも中野を元気にしてくれている桜に感謝し、また来年もきれいな花を咲かせてもらいたいという願いを込め」お礼肥えを行っております。桜の根元に肥料を与え、周辺に落ちているゴミ拾いなどを行っていらっしゃいます。
「第一学院高等学校立川キャンパス」様は、校舎のある立川駅南口周辺の、都道149号のあたりから、都道16号を中心に、トングと軍手を使って、清掃活動を行っていらっしゃいます。今回、道路功労者建設局長賞を受賞されております。
「福島県いわき建設事務所」様を特別にお招きして、震災復興に向け、いわき市の街並みを、花のある、賑わいのある道路空間にするために、地域のみなさんとともに取り組んでおられる活動について、ご紹介いただきました。
マラソンランナーの有森裕子氏に、「ランナーとして、夢をかなえる伝道師として「夢のみち」に対する思い」をテーマに講演していただきました。
フォーラム閉会後、TOKYO都庁議事堂レストランにて、交流会を行いました。